『猫のきせかえぬいぐるみ』③ ヘッド作製編
モヘア生地を裁断し縫い代分の毛を根本からカットしたら、ようやくミシンの出番です。
まずは耳パーツの作製。ピンク色のフェルトと合わせて猫耳の完成!
なのですが、、耳付け根部分の縫い代ををカットしすぎる痛恨のミスをしてしまいました…
このままでは、耳が小さくなってしまう…ということで、本来6ミリの縫い代なのですが、もっと狭くギリギリのところを顔本体と縫いつけることに。失敗しないように、まずしつけをしてから縫うことにしました。
表に返して、次は綿を詰めます。大体12gとあったので、一応計りました。結構多く見えますが、するっと入ってしまいます。
綿を詰め終わった所です。これは猫だろうか、なんとなくネズミっぽい気もするなあ、と思いつつ、次の作業へ。
鼻と口を刺繍しました。
この刺繍、刺し始めと終わりをどのように処理すると良いのかわからず、少々調べました。
もうすでに綿が詰められているので、裏から玉結びすることができず、かといって一番目立つ所なので、表に玉結びが飛び出ているのも嫌だったので、他の方がどのように処理されているのか調べることに。
最初に玉結びを作って、長いぬいぐるみ用の針を首部分から挿して糸を出したところで刺繍針に付け替える、という方法をとっていた方もいたのですが、少し手順が多かったので不採用にしました。
まず縫い初めは、表から針を差し2針縫って1針返し縫いし、不要な糸を切る方法にしました。
縫い終わりですが、どうしても上手い方法が分からず、首付近の目立たない場所に糸を出し玉結びすることにしました。玉結びが解けないように手芸用接着剤で糸端を固めます。
次はいよいよ目です。
まず、合皮を使って目台を作り、プラスチックアイに糸を通して目台と合わせていきます。
次に、目の位置をプラスチックアイを当てたりまち針を使って決定。目打ちと鉗子を使って、目の位置に穴を開けます。
糸をぬいぐるみ用針につけて、目パーツを取り付けていきます。
一応出来たのですが、こちらはもう一度やり直しました。どうも左目が外向きになってしまい今ひとつ。。。
何が原因だろうかと考え、目パーツを作るときの糸を出す向きによって目の向きが変わるのではないかと予想しました。
そこで今度は、左右の目パーツの糸を出す向きを統一し(目の下側から出るようにしました)、再度挑戦。
先程よりは、目の向きが左右で揃って表情が好みになりました。
まだまだ改善の余地がありそうですが、今回はこのままで作製を続けることにしました。
ぬいぐるみの目は奥が深いです。糸の張り方ひとつで全然違う表情になります。
私も相当糸を引っ張ったつもりだったのですが、おそらくまだ足りないのかなと思います。
誰が見ても可愛いと思われるテディベアなどは、作り手の熟練の技が必要なのでしょう。奥深い世界です。